まず最初にアンケートに協力して くれた人達に感謝致します。
以下に示すアンケートの結果は、2月2日現在の結果です。 まだ、締め切っていないので、提出されていない方は、 どんどん提出して下さい。
集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。
1:前半より後半の方が難しくなった。 | 6 |
2:前半後半とも難しい。 | 1 |
3:適当。 | 1 |
4:前半より易しくなった。 | 1 |
5:前半も後半も易しすぎる。 | 0 |
後半の方が難しかった様です。 難しすぎたかどうかは、設問しませんでしたが、 「7.各講義について」では、後で説明するように、 「1:とても難しい」が、各講義あわせて1人しかいなかったので、 絶対評価では難しすぎたということはない様です。 しかし、「7.各講義について」は、 「2:難しい」の数が前半のアンケートに比べ、跳ね上がっているので、 前半と後半とで、難易度が違ったのは確かなようです。
1:内容を少なくしてもっとゆっくりして欲しい。 | 3 |
2:進度は速くして内容を多くして欲しい。 | 0 |
3:速さにむらがあるのでなくして欲しい。 | 0 |
4:プリントの説明が速すぎる。 | 1 |
5:プリントの説明が遅すぎる。 | 0 |
6:適当。 | 5 |
半分ぐらいの人が「6:適当。」と答えてくれましたが、 「1:内容を少なくしてもっとゆっくりして欲しい。」が3人います。 私自身も、特に§5.液体の統計力学は、 4時間では足りないと思っていますので、 来年は他の内容を減らして、 液体の統計力学にもう少し時間をとろう思います。
無くしても良い | 無くして欲しくない | |
1:§1. はじめに。 | 0 | 2 |
2:§2. 静的なゆらぎ。 | 0 | 1 |
3:§3. 位相空間のダイナミックスと時間的なゆらぎ。 | 0 | 2 |
4:§4. 線形応答理論。 | 0 | 2 |
5:§5. 液体の統計力学。 | 2 | 1 |
6:特に無い。 | 5 | 3 |
「無くしても良い」に「5:§5. 液体の統計力学。」を2人が選びました。 また、「無くして欲しくない」は、票がばらけましたが、 「2:§2. 静的なゆらぎ。」と「5:§5. 液体の統計力学。」が1人と、 人気がないです。 静的なゆらぎはともかく、 液体の統計力学は内容がつまらないというより、 時間が足りなかったことが理由だと思います。 重要性からいって、来年は、§2.静的なゆらぎを無くして、 液体の統計力学をじっくりやろうと思います。
1:とてもわかりにくい。 | 0 |
2:少しわかりにくい。 | 0 |
3:普通。 | 5 |
4:わかりやすい。 | 3 |
:とてもわかりやすい。 | 0 |
「3:普通。」と「4:わかりやすい。」しかいなかったので、 どちらかというと分かりやすい部類に入りそうです。 本当はもっと声にめりはりをつけて説明すれば、 さらに良くなると思うのですが、 いつもそう思うだけでなかなか実行できません。
1:具体例がまだ少ない。 | 0 |
2:前半に比べ具体例が多くなった。 | 1 |
3:式の導出がまだ不親切。 | 0 |
4:前半に比べ式の導出が丁寧になった。 | 3 |
5:物理的な意味の説明がまだ足りない。 | 0 |
6:前半に比べ物理的な意味をよく説明してくれた。 | 1 |
7:結果に対する考察がまだ足りない。 | 0 |
8:前半に比べ考察が多くなった。 | 0 |
9:特に無し。 | 3 |
「4:前半に比べ式の導出が丁寧になった。」が多いです。 授業中に苦しそうな顔をしている人が何人かいるので、 式の変形がさっぱり分からないのだと思い、 導出を出来るだけ丁寧にやったのが良かったようです。 他に「2:前半に比べ具体例が多くなった。」、 「6:前半に比べ物理的な意味をよく説明してくれた。」が選ばれていて、 総じて前回のアンケートに出ていた不満は解消されているようです。
1:量が多過ぎた。絶対量を少なくして欲しかった。 | 0 |
2:量が多過ぎた。 もう少しプリントにまわして欲しかった。 | 2 |
3:少な過ぎた。 | 1 |
4:わかりにくい。 | 0 |
5:わかりやすい。 | 1 |
6:後半でも上下移動の時重なって、 黒板が見えない時があった。 | 0 |
7:適当。 | 5 |
「2:量が多過ぎた。 もう少しプリントにまわして欲しかった。」が2人います。 やはり、板書はできるだけなくし、 プリントにするのが良いのでしょうか。 最後の2、3回は、式の計算を板書で補いましたが、 確かにそれは、プリントに書く方が良かったです。 しかし、説明をプリントにすると、スピードが速くなってしまい、 時間の配分が難しいです。 それさえ解決すれば、 板書を止めてすべてプリントにするのも可能かも知れません。 もっとも、プリントをつくるのは準備に時間がかかるので、 忙しいときは無理ですが。
1:とても難しい | 2:難しい | 3:適当 | 4:簡単 | 5:簡単すぎた | 6:興味が持てた | 欠席 | |
§4-2. 演算子法(12月3日) | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 |
§4-3. 久保公式(3日,10日,17日) | 1 | 1 | 4 | 0 | 0 | 2 | 1 |
§5-1. 空間相関関数(17日) | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 |
§5-2. 多体問題の困難と階層構造(1月7日) | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
§5-3. デバイ・ヒュッケル近似(7日、21日) | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 |
§5-4. 積分方程式の理論(28日) | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 |
前半のアンケートでは、 各講義をすべて足し合わせると「1:とても難しい」が0人、 「2:難しい」が10人中のべ4人だったのに対して、 今回は、「1:とても難しい」が1人、「2:難しい」が8人中21人で、 後半がいかに難しくなったかを示しています。 原因は、内容的に難しいところが後半に集中してしまったこと、 §5.液体の統計力学で、 充分時間が取れなかったことなどが挙げられます。 もう少し難易度のバランスを考えて内容の順番を考えれば良かったです。 済みませんでした。 来年は、静的なゆらぎを止めて、 前半に線形応答、後半に液体の統計力学をやろうと思っています。
「2:難しい」が§5-2.から後に集中しているのは、 やはり、 液体の統計力学が時間がなくて分かりにくかったからでしょう。 それでも、 「6:興味を持てた」の数が他と比べて少なくないのが救いです。
§5-1と§5-2以下との関係がよく分からなかった。時間がなくて、きちんと説明できませんでした。 ごめんなさい。 §5-1では、 熱力学量を計算するのに、2体の分布関数が重要なことを説明し、 §5-2では、YBGヒエラルキーで、2体の分布関数を計算するには、 3体の分布関数が必要であることを示し、 その困難を乗り越えるために、 §5-3のDH近似と§5-4の積分方程式が導入される、 という流れだったのです。 この流れを§5の初めや途中に説明するべきでした。
1:式変形をもっと丁寧に書いて欲しかった。 | 2 |
2:前半よりもプリントが多くて良かった。 | 1 |
3:後半プリントが多過ぎた。 | 2 |
4:計算だけでなく説明もプリントにして欲しかった。 | 2 |
5:板書は止めてプリントだけが良い。 | 1 |
6:もっと図が多い方が良い。 | 0 |
7:特になし。 | 0 |
票がばらけましたが、2人選んでいる項目をピックアップすると、 「1:式変形をもっと丁寧に書いて欲しかった。」、 「3:後半プリントが多過ぎた。」、 「4:計算だけでなく説明もプリントにして欲しかった。」の3つです。
「1:式変形をもっと丁寧に書いて欲しかった。」は、 §5-2や§5-3がひどかったと思います。 板書でかなり補いましたが、 やはり、細かく、プリントに書くのが良い様です。 済みませんでした。
「3:後半プリントが多過ぎた。」は、 特に計算が多過ぎたのだと思います。 計算に追われ、物理が分からないのでは、何にもならないので、 もっと計算を宿題にまわして、 物理的な意味を詳しく説明するべきでした。 申し訳ありません。
「4:計算だけでなく説明もプリントにして欲しかった。」は、 板書の所でも書きましたが、時間のかけ方に工夫が必要です。 説明をプリントにして、さっと通り過ぎてしまうと、 考える時間がないので、理解できないし、記憶にも残りにくいです。 何とかうまい具合いに時間をかけることが出来なければ、 説明をプリントにするのは難しいです。
全体的に、丁寧だったと思います。どうも有難うございます。 上に書いた様にまだ改善の余地はありますが、 そう言ってもらえると嬉しいです。
1:難しかった。 | 2:簡単だった。 | 3:配点が低い。 | 4:もっと問題を増やして欲しい。 | 5:現状で良い。 |
2 | 0 | 1 | 0 | 5 |
「1:難しかった。」が2人いました。 難しい問題も混ぜましたが、配点の低い簡単な問題もいれたつもりです。 その配点の低い問題も難しかったのでしょうか。 配点の高い難しい問題をつくったのは、 一応この授業が選択必修で、 特研の代わりになりうる点を考えたためです。 来年は、ただの選択科目になるので、もう少し易しくするつもりです。
1:用紙を後ろにおいて 意見のある人だけ取るようにしたのは良かった。 | 6 |
2:毎回配布しなくても良いが、時々は配って欲しかった。 | 0 |
3:特になし。 | 2 |
圧倒的に「1:用紙を後ろにおいて 意見のある人だけ取るようにしたのは良かった。」が多かったです。 しかし、後半かなり難しくなって、疑問や意見が沢山あったのに、 うまく拾えなかったのではないかと、不安です。 アンケートをとるしか方法は無いのでしょうか。
1:見た事が無い。 | 4 |
2:時々見る。 | 3 |
3:頻繁に見る。 | 1 |
前半と同じく「1:見た事が無い。」が半数でした。
1:非常に不満 | 2:不満 | 3:まあまあ | 4:満足 | 5:非常に満足 |
0 | 0 | 3(38%) | 5(63%) | 0 |
前半に比べ、「4:満足」の割合が落ちてしまいました。 やはり後半は内容が難しかった上に、 時間が足りなかったせいでしょうか。
丁寧でわかりやすかった。 興味の持てる内容だったが 自分でもっと復習しないといけないと思った。ほめて頂いて、有難うございます。 復習については、特に後半内容が難しかったので、 必要だったかも知れません。 私としては、授業の始まる前の5分ぐらいの間に復習すれば、 それで授業がだいたい分かるのが理想ですが、難しいです。 もちろん、復習すればそれだけ理解が深まるので、 復習すれば良いに決まっていますし、 宿題を解けば復習になるようにしています。 しかしながら、授業を聞くだけでも、 可がとれるぐらい理解できる授業を行うのが私の目標です。
後半、ややプリントが増えたせいか、分かりにくい所があったが、 興味の持てる内容でした。後半プリントを多くしたのに、あまりうまく使いこなせませんでした。 済みません。 式の計算が多すぎて物理の説明が少なくなってしまいました。 それが「分かりにくい所」の原因だと思います。 それでも興味をもってもらって嬉しいです。