この授業は質問を採点の対象にしています。 詳しくは、 ガイダンス P6を見て下さい。
もう授業は。終わっているのに今頃質問を書いていてごめんなさい。
ホームページで公開不可、とは書いてなかったものを、掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上は私の回答です。 また、提出したのに、載っていない人は、 連絡して下さい。 採点されていない可能性があります。
質問 1. (採点結果: 40点)
これは、授業の準備をしているときに、質問されるかなとある程度予想していた質問です。 予想していたら授業中に分るように説明すれば良いのですが、 そこは能力の無い悲しさ、時間内には出来ませんでした。 まず、ここでは V(t) の時間変化は遅いというのが大前提の仮定です。 これが出発点になりますので、その事をまずしっかり理解して下さい。 V(t) を時間推進演算子で書くと、exp[iLt]V(0) となりますが、 これは、PiLt が含まれていません。 それでも、 仮定からその時間変化は遅い というわけです。 つまり、iL = PiL + QiL として、QiLは速い時間変化としましたが、 必ずしも、PiLで変化するものだけが速いというわけではなく、全体の iL で時間変化するのに、 ゆっくりのものもあるのです。 問題になっているのは、exp[ilt']P で、これは、exp[iLt']V(0) に比例するので、 やはり遅い時間変化と考えられます。
これも、誤解するかなと思ったのですが、やはり質問が来ましたね。 授業中にきちんと説明出来なくてすみませんでした。 ここで内積は、いつでも平均で定義しています。 もちろん、<V>2と<V2>は、 まったく別のものです。 AとBの内積(AB)はABの平均<AB>で定義します。 今、問題になっているのは、|V|2で V が位相空間の関数のとき、 これをどう考えるかですね。 さっきは、内積を定義しただけで、絶対値については何も言っていませんでした。 ただし、絶対値は普通、内積で定義するので、|V|2 = (VV) と考えます。 だから、|V|2 は、<V2>であって、 <V2>ではないのです。 採点ですが、この日は、全部で 5 つ目標があったので、1 つの目標あたり 20点になります。 1つの目の質問は、4つ目の目標と関係していて、半分の 10 点、 2つ目の質問は、3つの目標が理解できているのが分ったので、20 点と採点しました。 全部で30点です。 |