2007年度 後期 大学院非平衡物理学

アンケート(その二)の結果

アンケートを取ってから1年以上も過ぎてしまいましたが、ようやく集計しました。 遅くなって申し訳ありません。 アンケートに協力してくれた人達に感謝致します。

集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。

1. 所属している専攻 (回答者数 4)

1: 凝縮系科学(物理) 4
2:凝縮系科学(化学) 0
3:基礎粒子系科学 0
4:その他 0

全員、凝縮系の物理の人でした。


2. 後半のレベル(回答者数 4)

1:難しすぎる。 2:少し難しい。 3:少し簡単。 4:簡単。 5:適当。
0 1 0 0 3

「適当」だったようです。


授業の内容は、大体、理解できましたが、 宿題レベルの問題は、まだ、分かりません。

宿題は少し難しかったでしょうか。 簡単な問題も混ぜたつもりだったので、分かる問題もあったと思いますが、 もう少し簡単にした方が良かったでしょうか。


3. 後半の進み方 (回答者数 4)

1: 後半は内容が多く進度が速すぎた。 0
2: 内容が少なく進度が速すぎた。 0
3: 1日1節にしてほしい。 1節が2回にまたがるとわかりにくい。 0
4: 進度内容ともに適当。 4

全員「4:進度内容ともに適当。」でした。


4. 授業回数 (回答者数 4)

1: 14回は多すぎる。 0
2: 1月23日までに終わるなら14回でも良かった。 0
3: 30日は遅すぎる。 0
4: 特に問題ない。 4

全員「4: 特に問題ない。」でした。


5. 後半の説明 (回答者数 4)

1: わかりにくかった。 2: 少しわかりにくかった。 3: わかりやすかった。 4: とてもわかりやすかった。
0 1 2 1

割合的には前半とほぼ一緒でした。 人数が少ないので何とも言えませんが。


6. 説明の悪い所 (回答者数 4)

1: 式は以前に出てきても省略せずに説明してほしい。 0
2: 結果の考察が足りなかった。 0
3: 声が小さい。 0
4: 式は追えるが概念的な事が分からなかった。 1
5: 難しい所の説明が足りない。 1
6: 簡単な所に時間をかけすぎた。 0
7: 式の導出がわかりにくかった。 0
8: 論理的なつながりがわからなかった。 0
9: 記号の定義がなかった。 0
10: 流れがわかりにくかった。 0
11: 悪い所は特になかった。 2

回答した人の数が少ないので、何とも言えませんが、 やはり、「4:式は追えるが概念的な事が分からなかった。」が1つ入りましたね。 「5: 難しい所の説明が足りない。」も1つあって、 アンケートに答えていない人たちもそう思っていたら申し訳ありませんでした。


板書は、プリントに書いていない補足的なものをメインに書いて欲しい。

プリントに書いてあっても、板書で説明する方が良い場合もあるので、どうでしょうね、 その場合には、プリントを全然見ずに始めから板書で説明する方が良いと思います。 細かい計算等、プリントを見ながら説明する方が良い場合もあるので、 その時は、板書は補足的になります。 板書で説明する方が頭に入る場合もあるので、プリントの補足をメインにすると、 逆に分かりにくくなると思うのですが、どうでしょうか。


7. プリント (回答者数 4)

1: 以前に出てきた式は式番号だけでなく、もう一度書いてほしい。 0
2: もっと説明を入れてほしい。 0
3: 図をもっと載せてほしかった。 1
4: 計算をもっと丁寧に書いてほしい。 0
5: プリントは問題なかった。 3

「3: 図をもっと載せてほしかった。」が1票入りました。 来年(今年)の参考にします。


8. 各講義について

1:とても難しい  2:難しい  3:適当  4:簡単  5:簡単すぎた  6:興味が持てた  欠席 
3.2. Wiener-Khinchinの定理 (11月14日) 0 1 3 0 0 0 0
3.3. 時間遅れの応答 (12月5日) 0 1 3 0 0 0 0
3.4. 久保公式 (12月6日、13日) 0 1 3 0 0 0 0
4.1. 緩和過程の現象論 (12月10日) 0 2 2 0 0 0 0
4.2. 時間反転対称性 (1月9日) 0 1 3 1 0 0 0
4.3. オンサーガーの相反定理 (前半1月16日) 0 0 4 0 0 0 0
4.3. オンサーガーの相反定理 (後半1月23日) 0 0 4 0 0 0 0
5. 森理論 (1月30日) 1 2 1 0 0 1 1

「3:適当」がそれ以外の項目の数を下回ったのは「5. 森理論」だけでした。 「4.1. 緩和過程の現象論」は、「2:難しい」と同数でした。 「オンサーガーの相反定理」は、例年評判が悪いのですが、今回は良かったみたいです。 人数が少なくてよく分かりませんが。


9. 復習 (回答者数 4)

1: 学生にさせるのは止めてほしかった。 1
2: 前回指名しておくのが良かった。 0
3: 今のままで良い。 3

「1: 学生にさせるのは止めてほしかった。」が1票入りました。 とりあえず、他の人は「3: 今のままで良い。」でしたが、 アンケートに答えていない人はどうだったのでしょう。


10. 宿題の問題 (回答者数 3)

1: 全体的に難しい。 1
2: 全体的に簡単。 0
3: 難しい問題が多い。 0
4: 簡単な問題が少ない。 1
5: 配点が少なすぎる。 0
6: 配点が多すぎる。 0
7: ヒントがあるとよい。 1
8: 授業とのギャップが大きい。 0
9: 問題がわかりにくい。 0
10: 宿題は適当。 1

回答してくれた人数が少ないので解釈が難しいですが、簡単な問題をもっと多くして、 難しい問題にはヒントをつけると良かったでしょうか。


12. スライド (回答者数 4)

1: 分りやすいのでもっと多用してほしかった。 0
2: わかりにくいので止めるべき。 0
3: 現状でよい。 4

全員が「3: 現状でよい。」でした。


13. 総合的に (回答者数 4)

1:非常に不満  2:不満  3:まあまあ  4:満足  5:非常に満足 
0 0 0 3 (75%) 1 (25%)

人数が少ないので、なんともいえませんが、 「3:まあまあ」がいなかったのは評価できるでしょうか。



感想、意見、希望など

久保公式の導出が分かりやすかったです。

褒めて頂いて、ありがとうございます。 久保公式については、以前は久保先生のオリジナルの証明を説明していたのですが、 なかなか時間内に終わらなかったので、苦慮していました。 そうこうしているうちに、別の問題を考えていて、全然違う証明を思いついたので、 東大の佐々先生や学習大学の田崎先生に聞いてもらって議論しているうちに、 佐々先生に改良してもらった証明を授業で紹介しています。 歴史的にはハミルトン系で証明する事こそが、 「証明」と思われていた時期もあったのですが、 現在でももっと広い枠組みで考える事が流行っています。




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