- 4-2. Wiener-Khinchinの定理
- (1) 時系列のフーリエ変換(訂正)
- 5-1. 時間遅れの式、物理的な意味
- (3) 線形ランジュバン方程式による例 (続き)
- 5-2. パワーロスとクラマース・クローニッヒの関係式
- (1) フーリエ変換
- (2) パワーロス
前回欠席した人が多かったので、 欠席した人のために前前回の復習も兼ね、今回ははじめに訂正をしました。 しかし、間違えだけしか説明しなかったので、 結局大事なことが良く分からなかったみたいですね。 何のために訂正するのか? 説明の完全さを目指すよりも分かりやすさを優先させないと、 何のために授業をしているのか分からないです。 今回の場合でいえば、間違えを訂正するのは良いのですが、 結局X(t)のフーリエ変換は何を表すのか分かりません。 そこをもっと考えるべきでした。 プリントはだいたい良かったと思うのですが、 (6)式の積分変数の変換は、 積分範囲も書いた方が良かったかも知れません。 ちょっと分かりにくかったと思います。 分子モーターの例は、質問にもあったように、 平均と平均する前の量と、区別していませんでした。 すみません。 分子モーターの説明の後で、 緩和と時間遅れが深く関係していると言いましたが、 ここは結構大事なので、ポイントにして、 少なくとも口で言うだけでなく、板書すべきでした。 5-2.は、ポイントの1つめは主要な計算が宿題になっているので、 ポイントにするのは不適当でした。 宿題なんかやらない人がほとんどなので、 ほとんどの人が目標を達成できないことになってしまいます。 実際に授業でやったのは後の3つでした。 周波数に対して、感受率の実部が偶関数、 虚部が奇関数になることを表している(22)式と(23)式は、 分かりにくかったようですね。 もう少し詳しく説明すべきでした。 すみません。 パワーロスの所の仕事の定義の説明は、 かなり食い下がった人がいましたが、 だいたい分かってくれたと思います。 ただし、「つまりWはどれくらい熱に散逸するかを表す」 というところは、「外場のエネルギーが」というのを補わなければ、 意味が取りにくかったようですね。 すみません。 |