第4回 (5月24日)



やった事

3. ブラウン運動の基礎III(第2種揺動散逸定理)
  (5) まとめ
4. 時間相関関数
  (1) 2つの定義
  (2) 性質
  (3) ランジュバン方程式からの計算

目標

2つの定義(何に使えるか?)と性質(何から導かれるか?)の理解

授業ノート


反省

今回は、質問もたくさん出て、あまり進みませんでした。 しかし、分からないまま進んでも仕方がないので、 質問で進度が遅くなるのはいっこうに構わないと思っています。

復習の部分は、板書する必要がないので、 早目に来て黒板に書いておけば良かったです。

相関関数は、具体例を出す時間がありませんでした。 線形応答と久保公式の所でまとめて具体例をやろうと思います。

第2種揺動散逸定理のまとめの図は板書をもう少し考えて書けば、 良かったです。 準備不足でした。 ごめんなさい。

時間相関関数の導入で、平均と分散の話が分かり難かったようです。 例年にはない、説明で今年初めてしたのですが、 あまりうまくいきませんでした。 もう少し詳しくやれば良かったかも知れません。 何か具体例で説明すると分かりやすかったかも。

時間相関関数そのものの説明も0か0でないかの違いについては、 説明しましたが、符号の違いについても説明すれば良かったです。 その方が理解が深まったに違いありません。

定常過程の所は、もっと時間を取ってきっちりやるべきでした。 定常とは何かが分からないと、(2)が全然分からないですから。

ランダム力による平均と時間平均との違いも、 もっと時間をかけて繰り返し説明すべきでした。

時間相関関数の物理的な意味をランジュバン方程式で説明したつもりですが、 時間が詰まったこともあり、よく分からなかったようです。 やはり具体例とからめて説明する方が良かったです。

(2)基本的な性質の所でXμ=Xνの場合というのを、 やりましたが、μ=νとした方が分かりやすかったと思います。 これは去年の反省に書いていたのに、 また同じ誤りを繰り返してしまいました。



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