- 10. 理想ボース気体(11.相転移を含む)
- 10.1 基本公式
- 10.3 低温における振舞と ボース-アインシュタイン凝縮
- 例題
- ○ BE転移の物理的意味。
今回はまたまたさっぱり分からない授業になってしまいました。 すみません。 復習は、授業を始める前に言っておいて、 準備をしてもらうのが良いようです。 いきなりあたってもうまくまとめられないものですから。 ボース粒子の化学ポテンシャルが負でないといけないことは、 うまく分かってもらえたと思います。 問題は、やはりボース-アインシュタイン凝縮で、 上のポイントでまとめたことを要領よく説明すれば良かったです。 今回ような説明では流れが悪く、 何が言いたいのか良く分からなかったと思います。 (1) 体積を大きくすると、積分は近似が悪くなること、 (2) 余分の項を付ければ、近似が良くなること。 (3) 体積無限大でグラフが折れること。 の順番が良かったと思います。 特に折れ曲がるのは、粒子数を止めて体積を大きくしていけば、 分かりやすかったです。 とにかく、ここは説明に工夫が必要でした。 グラフも積分の部分と付加項がどれに対応しているのか、 きちんと言いませんでした。 良く分からなかったと思います。 「BE転移の物理的意味」: これがまた、分かりづらかったでしょうね。 まず、エネルギー0が最低だと言いませんでした。 また、ボース統計とボルツマン統計を比べた後で、 「ボース統計では基底状態にたくさん粒子が入る」 と言いましたが、何のことか分からなかったでしょう。 質問と回答 (採点対象)第8回 (6月7日) で指摘されました。 ボルツマン統計ではなくて、励起状態と比べる方が良かったかもしれません。 最後の説明は、化学ポテンシャルを粒子数の関数と考えた時のまとめを、 他と切り離して説明すれば良かったです。 その後で粒子を「賄う」話をすべきでした。 |