2007年度前期 統計力学II

アンケート(その二)の結果

アンケートを取ってから1年以上も過ぎてしまいましたが、ようやく集計しました。 遅くなって申し訳ありません。 アンケートに協力してくれた人達に感謝致します。 さらに、アンケートの集計をして頂いただた物理事務の古木さんに、 この場を借りて御礼申し上げます。

集計結果の後に下線を引いてコメントを書きました。 その下に書いてあるのは、アンケートにあった意見です。 ホームページで公開不可、としたものは無かったので、 全員掲載しました。 (掲載に関して間違っていたら至急連絡して下さい。) 下線の上に私の回答があります。

1. 後半のレベル(回答者数 5)

1:難しすぎた。 2: 難しかった。 3:少し難しい。 4:簡単。 5:適当。
0 1 2 0 2

後半のアンケートは回答してくれた人が5人しかいなくて、前半と比べるのは難しいですが、 割合は「5:適当。」が1/3から1/4に減りました。 少なくとも後半の方が簡単になったということはないようです。


2. 後半の進度 (回答者数 5)

1: 内容を少くして進度を遅くして欲しかった。 1
2: 進度を速くして内容を多くして欲しかった。 0
3: 教科書をとばし過ぎ。 0
4: 進度内容ともに適当。 4

「1: 内容を少くして進度を遅くして欲しかった。」が1人いましたが、 だいたい「5:進度内容ともに適当。」が多かったです。


3. 後半の説明 (回答者数 5)

1: 前半より分かり易くなった。 0
2: 前半より分かりにくくなった。 0
3: 前半同様わかりにくい。 1
4: 前半同様分かり易い。 3
5: 前半同様標準。 1

「4:前半同様分かり易い。」が3票ですが、「3:前半同様わかりにくい。」が1票ありました。 いずれにしろ、前半と変わらないという事です。


4. 説明の悪い所 (回答者数 5)

1: 難しい所の説明がまだ足りなかった。 1
2: 簡単な所に時間をかけ過ぎている。 0
3: ネット動画や図等の視覚的な説明が足りない。 0
4: 視覚的な説明は充分。 0
5: 結果に対する考察が足りない。 0
6: 全体の流れが分らなかった。 0
7: 特にない。 4

ほとんどの人が「7: 特にない。」でしたが、 3と4は相補的だったので、7の選択肢は要りませんでした。 結局よく分からない結果になってしまいました。


5. 概念的な説明 (回答者数 5)

1: 式は追えるが概念的なことが分からない。 1
2: 「まとめ」や「考察」で説明するとよい。 3
3: 式変形で説明する。 0
4: 「問題意識」で説明する。 1
5: 概念的な説明は充分だった。 1

「「まとめ」や「考察」で説明する」のが良いようですね。


6. 宿題 (回答者数 5)

1: 宿題を提出した人に正解を配布したのは良かった。 0
2: 全員に配布して欲しい。 0
3: ネットで見れるので配布は不必要。 1
4: 問題が難しかった。 0
5: 難易度にムラがある。 0
6: 今のままで良い。 5

前回、正解を配布してほしいという人が結構いたのですが、 今回回答してくれた人は配布しなくて良いと思っているみたいです。


7. マイクを使う時のスピーカーの位置 (回答者数 5)

1: もっと前の方が良かった。 0
2: もっと後ろが良かった。 0
3: マイクは不要。 1
4: スピーカーの位置は適当。 4

ほとんどの人が「4: スピーカーの位置は適当。」でした。


8. 各講義について

1:とても難しい。 2:難しい。 3:適当。 4:簡単。 5:簡単すぎた。 6:興味が持てた。 欠席
10. 理想ボース気体、熱力学の計算 (5月23日、30日) 0 1 4 0 0 0 0
10. いくつかの応用 (5月30日、6月6日) 0 2 3 0 0 0 0
8 異核2原子分子 (6月6日、13日) 1 0 3 1 0 0 0
8 同核2原子分子 (6月13日、20日) 1 1 3 0 0 0 0
11 イジング模型と平均場近似(6月20日、27日) 2 1 2 0 0 0 0
11. ランダウ理論 (6月27日、7月4日) 1 1 3 0 0 0 0

「11 イジング模型と平均場近似」が「3:適当。」を過半数切りました。 理想ボース気体が終わってから難しくなったようです。


9. 教科書の使い方 (回答者数 5)

1: 教科書の式はすべて板書して欲しい。 0
2: 式番号だけ板書すれば良い。 1
3: 口頭で式の書いてある場所を支持するだけで良い。 0
4: 書いてない事はやらないで欲しい。 0
5: 授業との対応をはっきりして欲しい。 1
6: 今のままで良い。 3

とりあえず「6: 今のままで良い。」が多いです。


対応関係がはっきりしていれば十分だと思います。
そうですね。 対応が重要ですね。 今回の講義は充分だったでしょうか。

10. 各章冒頭の導入部 (回答者数 5)

1: 「目標」、「目次」はもっと短い方が良かった。 0
2: 「目標」、「目次」はプリントが良かった。 0
3: 「問題意識」はもっと短い方が良かった。 0
4: 「問題意識」はもっと具体的な方が良かった。 0
5: 不要。それ以外に時間をかけて欲しい。 1
6: 適当。 4

ほとんどの方が「6:適当」でした。


「目標」、「目次」がプリントになると内容とバラバラになるので嫌です。
プリントは整理するのが大変ですものね。 紙ももったいないので、板書にしました。

11. 小テスト(回答者数 5)

1: 時間を長くして配点を増やして欲しい。 2
2: 難しくして配点を増やして欲しい。 1
3: 期末試験と単純に合計して欲しい。 0
4: 配点を少なくして欲しい。 0
5: 小テストは不要。 0
6: 今のままで良い。 2

「1:時間を長くして配点を増やして欲しい。」が 「6: 今のままで良い。」と同数でした。 これを書いている時点で、2008年度の授業が終わっているのですが、 2008年度は15分に伸ばしました。 それで、加点形式にしたので、少し比重は高くなったと思います。


テスト形式は時間に追われてしまうので、もう少しゆっくり解く時間が欲しいです。
確かに10分で解ける問題であっても10分が制限時間だと辛いですね。 5分ぐらい余裕があった方が良いと思ったので、2008年度は難易度は同じで、 15分にしました。

12. 成績評価 (回答者数 5)

1: 中間テストをして欲しい。 1
2: レポート課題を出して欲しい。 0
3: 宿題を評価して欲しい。 2
3: 期末試験も止めて欲しい。 0
5: 試験以外にも何かして欲しい。 1
6: 学習到達度再調査をして欲しい。 1

「3: 宿題を評価して欲しい。」が多かったのですが、 2008年度は小テストと期末試験の受験資格にしました。


14. 総合的に (回答者数 5)

1:非常に不満。 2:不満。 3:まあまあ。 4:満足。 5:非常に満足。
0 (0%) 0 (0%) 0 (0%) 4 (75%) 1 (25%)

全体数が少ないので何とも言えませんが、「4:満足」が75%、 「5:非常に満足」が25%もありました。 優しい解答をして頂いて、ありがとうございました。



感想、意見、希望など

より授業にメリハリがつくと聞きやすいかなと思います。

この意見も毎年言われているので、分かっているのですが、難しいですね。 緊張するせいもあって、ついつい平板になってしまいました。 うまく解決する方法があればいいのですが、来年は頑張ります。


統計力学という学問を見渡せるフローチャートみたいなのを作ってもらえると理解が進むかもしれない。

2008年度は、フロチャートつくってみました。 うまくいったかどうか分かりませんが、最初の授業の時に板書しました。




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