tDiary
テーマの作り方

テーマ作成に先だって

テーマはtDiary 1.1.0以降で使えるようになった、日記の見栄えを簡単に変更する仕組みです。テーマはCSS(カスケーディングスタイルシート)で実現されているので、CSSの書き方がわかれば作ることができます。CSSの書き方についてはここでは述べません。このドキュメントでは、tDiaryのテーマを作るときの約束事だけを説明します。

なお、tDiaryが生成するHTMLは、1.5から大きく変わりました。基本的に1.4までのテーマとの互換性はありません。自動変換ツール(misc/theme_convert)は付属していますが、完全ではありません。変換後の結果は、きちんと確認するようにしてください。

tDiaryのテーマは、インストールディレクトリにあるthemeディレクトリに入っています。tDiary標準セットではDefaultだけ、フルセットではテーマ集にあるすべてのテーマが入っています。

テーマ作成の基本ルール

tDiaryテーマには、以下のような基本的な約束事があります。もちろん、CSSであればなんでもかまわないのですが、themeディレクトリに配置してtDiaryの設定画面から選択したり、テーマ・ギャラリーに入るようなテーマにするなら、これらの約束事を守った方が良いでしょう。

なお、実際のエレメントやクラスがtDiary上で持つ意味は、付属のdefault/default.cssにコメントとして書かれていますので、参考にしてください。

テーマ・ギャラリー用の説明

tDiary.Netには、テーマ・ギャラリー<http://www.tdiary.org/20021001.html>というページがあります。テーマ集に登録されたテーマはここでスクリーンショットともども一覧することができます。ここに表示されている作者名やコメントは、テーマ付属のREADME(1.4の時の名残でcssファイルも利用されている)に一定のフォーマットで書かれているものを自動的に抜き出しているものです。

最初からこのフォーマットで書いておくと、テーマ集に入った時に見栄えがします。以下にそのフォーマットについて解説します。

Title: クローバー
Author: ただただし
Access: sho@spc.gr.jp
License: GPL
Comment: 四つ葉のクローバーの葉をあしらった、シンプルでかわいらしいテーマ

春向きのテーマです。
サイドバー対応。
calendar2、recent_list、footnote、amazonプラグイン対応。

この説明は、READMEの最初の行から記述します。「キー」と「値」を「: 」で挟んだ形式で、1項目1行で書きます。日本語を書くときは、文字コードをEUC-JPにして下さい。英語の説明があれば、README.enというファイルにしてください。

各項目の意味は以下のとおりです。なお、現在ギャラリーで利用されている項目はTitle、Author、License、Commentだけです。

これらのあとに空改行をあければ、それ以下には何を書いてもかまいません。レイアウト上のアドバイスや、作者の思い入れを語る等、好きなように使ってください。

テーマ・テストベンチ

テーマの見え方を確認するための、テストベンチ<http://www.tdiary.org/theme/themebench.rhtml>というページがあります。ギャラリーのスクリーンショットと異なり、こちらでは様々なエレメントの見え方や、代表的なプラグインの表示を確認することができます。テーマ作成時に利用してください。