------------------------ このドキュメントについて ------------------------  tDiaryは、バージョン番号の2桁目が偶数のもの(1.0.x、1.2.x...)がリリ ースバージョン、奇数のもの(0.9.xx、1.1.x...)が開発バージョンとなって います。このドキュメントでは、リリースバージョン間の変更点について解 説します。開発バージョンを使っている場合は、ChangeLogファイルを参照し てください。 -------------- 1.4と2.0の違い -------------- ■1.4から2.0移行時の注意■ 1) データ形式が変更になっています。1.4系ではバイナリ形式でしたが、2.0 からは標準でテキスト形式になっています。保存形式は差し替え可能になっ ていますが、テキスト形式に変換することをお勧めします。詳しくは以下の ページを参照してください。 http://www.tdiary.org/20021121.html 2) プラグインのインストール方法が変わっています。tDiaryインストール ディレクトリのmisc/pluginにプラグインファイルを入れておくと、設定画 面から有効にするプラグインを選択できます。従来の方法でもインストール できますが、プラグインファイルが本体と言語リソースに分離されたことも あり、今後はこちらを推奨します。 3) ツッコミのメール通知を、本体内蔵からプラグインにしました。comment_mail-smtp.rb 他のプラグインを使うようにしてください。 ■1.4から2.0への主な変更点■ 1) 「長年日記」機能 2) カテゴリ機能追加(http://www.tdiary.org/20030224.html) 3) スタイル機能で記述形式を選択可能に(http://www.tdiary.org/20030225.html) 4) 更新前に内容を確認できるプレビュー機能 5) 設定画面の大幅機能拡張で絵日記などが可能に 6) ツッコミやリンク元を制限できるフィルタ機能 7) 更新画面に機能を追加できるプラグイン拡張 8) 国際化機能。標準でja(日本語)、en(英語)、zh(中国語繁字体)に対応 9) 各種ウェブログ機能(TrackBack、ping、RSS)対応(プラグイン併用) -------------- 1.2と1.4の違い -------------- ■1.2から1.4移行時の注意■ 1) *.rhtml、*.rconf、*.rtxtが、ディレクトリskelに移動しています。こ れら以前のファイルは削除してかまいません。 2) ページ最上部に出ていたナビゲーションボタンが、プラグインとして独 立し、自由な場所に配置できるようになりました。この副作用で、ヘッ ダ(@header)に「<%=navi%>」という文字列を含めないとナビゲーション ボタンが出てきません。移行後にブラウザからupdate.rbを開いて、ヘッ ダを変更してください。 ■1.2から1.4への主な変更点■ 1) プラグインによる拡張機能 2) 最新表示で月をまたいだ表示 3) キャッシュによる高速化 4) 複数日記の運用が簡単に 5) 検索インデックス作成用squeeze.rbによる静的HTML生成 6) モバイルモード対象機種を充実 7) 特定の日付を隠せるようになった -------------- 1.0と1.2の違い -------------- ■1.0から1.2移行時の注意■ 1) CSSがthemeディレクトリへ移動になっています。ここに*.cssを入れてお くと、設定画面から対話式にテーマを切り替えることができます。従来 のデフォルトCSSは、default.cssとしてthemeディレクトリに再録されて います。 2) tdiary.confのフォーマットが少し変更になっています。1.1以前のtDiary から移行する場合には、以下の2行をtdiary.confの末尾に追加する必要が あります。これを加えないと後述する対話式の設定変更機能が使えません。 @secure = false load_cgi_conf 3) ヘッダやフッタにeRuby書式を許可したのに伴い、カレンダーの挿入位置 を自由にできるようにしました。このため、デフォルトではカレンダーは 表示されません。従来のヘッダ(@header)、もしくはフッタ(@footer)に、 「<%=calendar%>」という文字列を挿入して下さい。 4) CGIによる対話式設定が可能になりました。従来tdiary.confで設定して いた変数の多くはCGI経由で設定できます。しかし、いくつかの変数を除 いて、一度CGI上で設定を変更してしまうと旧来のtdiary.confよりも優 先されてしまいます。tdiary.conf.sampleにそのあたりの説明があるの で、良く読んでください。 ■1.0から1.2への主な変更点■ 1) CSSを使ったテーマに対応 2) ヘッダ(@header)とフッタ(@footer)にeRuby書式の記述が可能になった 3) カレンダーの挿入位置をヘッダとフッタ内で自由に指定可能になった 4) @multi_userで簡易マルチユーザモードを設定可能になった 5) @date_formatで、日付の表示形式をカスタマイズ可能になった 6) ブラウザ上で設定の変更ができるようになった 7) 用語の変更(Referer→リンク元、段落→セクション) 8) 新しいツッコミを入れやすいようにリンクを追加 9) 設定以上のツッコミがある場合に「More...」を表示 10) mod_ruby対応 11) 携帯端末の対応を拡充(各社携帯電話、ザウルス、Windows CE機) 12) *.rbをCGIとして設定できないサーバ上への設置に対応(@index、@update) 13) 任意のツッコミを非表示にできるようになった 14) ドキュメントの充実 15) 多数のバグFIX