- 11.相転移
- 11.2 イジング模型の相転移と平均場近似(つづき)
- 演習問題[1]
- 11.3 ランダウ理論
- 11.3.1 2次相転移
- パラドックスの解決編 (プリント)
前回の反省にも書きましたが、内容が難し過ぎです。 「パラドックスの解決編」は、プリントでやりましたが、こんな難しいことをやらずに、 もっとランダウ自由エネルギーを説明すれば良かったです。 内容の選択がうまくいってないです。 TAで来ていた大学院の人がとても面白かったと言ってくれましたが、 3年生の授業なのだから、大学院生が喜ぶレベルでやってはいけませんでした。 どうもすみません。 平均場近似のもう1つの考え方を説明しました。 実は、こっちの方が重要なのですが、分かってもらえたでしょうか。 平均場近似の2つの考え方を両方やらずに、重要な方だけをやれば良かったと、 今は思います。 本当はパラドックスの解決編を説明したかったので、A(M,T)を導入するために、 説明した訳です。 でも、結局、 プリントのA(M,T)と平均場近似のA(M,T) が同じだということが分からなかったと思いますので、 同じだったかもしれません。 その平均場近似の2つめの考え方は、< σ > = < σi > = M をもっと詳しく説明すべきでした。 後で質問が来ました。 ここが、平均場近似の2つめの考え方のポイントになるので、失敗でした。 ランダウの自由エネルギーで、A(M,T)が「系の対称性」から、 Mについて偶関数になると言いましたが、何のことやら分からなかったでしょうね。 説明不足でした。 質問 がでました。 A(M,T)の最小を与えるMが 0 でなくなるところが転移点というのが分かりにくかったようですね。 ここも、もう少し丁寧に説明すべきでした。 比熱のとびのところも、ヒントだけ言って宿題にまわしましたが、 きちんと説明した方が良かったです。 宿題にするなら、変に変えずに、そのまま出せば良かったです。 (11.27)式を出せとかにするべきでした。 「パラドックスの答え」は、プリントでやりましたが、難しすぎました。 これは、必要な事というよりも、興味を持ってもらうために、 説明したのですが、難しくて解らなくて、 興味どころではなかったと思います。 これを止めてランダウの理論をもっと詳しくやるべきでした。 特にプリントでは、磁場があるときに、 ピークの高さがずれることを説明し忘れていました。 ここは説明しないといくら優秀な人でもわかりません。 しかし、時間がなかったので、 やはり、これだけの内容をこれだけの時間で説明するのは無理がありました。 で、何人かの人が質問してくれましたが、結局、何が答えだったのか、 もう一つ解った気がしなかったようです。 それは、プリントの最後のところで、 結論が曖昧にかかれていたのが悪かったです。 もっと、どう説明すれば解った気になるかよく考えて、 断定的に書くべきでした。 |