VAIO 505R ユニックス化 日記

愛機 VAIOノート PCG-505R は、ここ数年がんばって働いてくれた。 しかし最近は、お家からのメールチェック、音楽再生などの仕事しかさせてない。 これなら、無くても良いような気がしてきた。 そこで、必要なデータをバイオ2号くんに移してしまい、このバイオ1号くんは 「unixのインストール練習マシン」として活躍してもらうことにした。

こうして、バイオ505Rくんユニックス化計画が始動した。 このサイトは、そんな軌跡を追った日記である。
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2002年2月9日
なんだか、ターボさんの調子が悪い。 カードを認識してくれなくなった。カーネル再構築の時に悪い事をしてしまったのかと思い、 あまり設定をせずに再構築しなおしたが、やっぱり認識しない。だめ〜。 で、またも、OMOIKANEをインストールしてみようと思い直した。 …と、手違いのせいか、turboさんが起動しなくなった…。 パーティションの関係で、FreeBSDも入れられなかったし、もう一度やり直す事にした。

Win98以外を入れなおす。(FreeBSDを入れろっ)

今度は、初めから、計画を立ててパーティションを切った。 次にOGLのインストール。 インストール完了。 Xの設定。 GRUBの設定。 /dev/hda6をフォーマット。 /etc/fstabを編集。 /home,/windowsを作成し、マウント。 ユーザー作成。
2002年2月10日
ネットワークの設定に調整
# tail -f /var/log/messages
としながら、LANカードを差し込んだ。すると、
eth0: NE2000 Compatible: io 0x300, irq3, hw_addr 00:10:60:88:04:5A
Feb 10 20:28:17 localhost kernel: eth0: NE2000 Compatible: io 0x300, irq3, hw_addr 00:10:60:88:04:5A
と表示された。どうやら、LANカードは認識されたらしい。 しかし、pingは飛ばない。
# pump
としたら、エラーメッセージっぽいのを吐かれた。もう一度
# pump
としたら、何も言われなかった。・・・pingが飛ぶようになった。
# ifconfig
とすると、eth0が上がってた。良い感じだ。IPもちゃんともらってきてるみたいだ。
/etc/pcmcia/network.opts
/etc/network/interfaces
を編集。で、再起動したら、pingが飛ぶ。

# dpkg-reconfigure debconf
で、いろんな設定のための設定。
# apt-setup
で、パッケージインストールの設定。

…あれ?pingが飛ばなくなってるぞ。とりあえず、
# pump
とすれば飛ぶ。
・・・と、/etc/pcmcia/network.optsの書き方をミスってただけだった。

# apt-get -s install 名前
で、パッケージをインストールできるかをテスト。
# apt-get install 名前
で、実際にインストールする。 で、alsaconfをインストール。 OSSを使うかと聞かれたのでNoとした。 サスペンド前にALSAドライバを終了するかと聞かれたのでYesとした。
# alsaconf
で、設定してみたが、うまくいかない。snddevicesコマンドも見当たらない。

とりあえずあきらめて、xdmをインストールした。 これで、ログイン画面がグラフィカルに変わった。 ・・・ログインした後の画面が文字化け仕様になっちゃった。

FreeBSDをインストールしようとしたら、CDROMを認識してくれなかった。ぷち挫折2号。
2002年2月11日
OGLを使ってる時、時間が無茶違ってる。 とりあえず、
# date -s "02/11 22:22 2002"
って感じで時計を合わせた。
2002年2月12日
昨日の方法で時計を合わせると、Windowsでの時計がくるう。 何かが間違ってる気がするがよくわからんので、時計についてちょっと勉強した。

世界の時刻は、イギリスのグリニッジっていう所を基準に決まる。 日本の時刻は、その時間から9時間ずらした時間になってる(日本が9時間はやい)。
世界の時刻は、2種類あって「GMT」と「UTC」ってのがある・・・だけど、ほんの少ししか 違いが無い。 (参考→GMT と UTC の違いは何 ?) GMTは太陽の動きを基準にして決まってるもので、 UTCは(たぶん)原子の振動を基準にして決まってるものである。UTCの法が正確な時を刻む。 …で、両者の間には少しづつずれが生じるがそれは、うるう時として補正される。
ただ、今の目的は適当に時計を合わせるだけなので、両者は同じものだと思って問題はなく、 UTCとGMTは同じものとして扱う。

で、パソコンの時計はいくつかあり、 BIOSで設定してる時計とリナックスが使ってる時計にずれがあるらしい。 Windowsの時計はBIOSの時計を使ってるみたいなので、 BIOSの時計は日本の時間帯にする必要がありそうだ。 現在の症状の原因はリナックスがBIOSの時計を見るときに、「BIOS時間をGMTだと思い込んでる」 事だと思われる。 そこで、リナックスに「BIOS時間は、日本時間だ」と思わせれば良さそうだ。

# vi /etc/defaults/rcS
#UTC=yes
UTC=no
で解決。

FreeBSDをインストールした。 CDRWからインストールしようとしたらCDRWドライブを認識してくれなくて失敗したので、 ブータブルCDからインストールした。 その後もいろいろ聞かれたが、なんとなく質問に答えてインストール終了。

oglに入り、
# vi /boot/grub/menu.lst
title FreeBSD 4.5
root (hd0,3,a)
kernel /boot/loader
boot
で、FreeBSDをブートできるようにした。 BSDに入り、
# vi /etc/group
wheel:*:0:root,[ユーザー1]
で、ユーザー1がsuになれるようにした。 /usr/skel/cshrcを作った。 Xが立ち上がらない・・・。
2002年2月13日
# XF86Setup
で設定したら、Xが動くようになった。 次は、ユーザーがXを使えるように、xdmを起動させよう。 とりあえず、
# xdm
でxdmを立ち上げ、ログインしようとした…弾かれる。ルートもユーザーも弾かれる。 泣きそう。 refusedされてるらしい。謎的。
●ちなみに、以下のようにしたらxdmが起動するようになる。
# vi /etc/ttys
#ttyv8 "/usr/X11R6/bin/xdm -nodeamon" xterm off secure
ttyv8 "/usr/X11R6/bin/xdm -nodeamon" xterm on secure
2002年2月14日
OGL tcshにすると、Xauthorityが上手く作れないみたいだ。 bashだと問題がなさそう。

別件だけど、良い事を知った。 ドットファイル中で、ウィンドウマネージャを指定する際に、
icewm || twm &
とすると、icewmが無い場合はtwmを動かしてくれる。
2002年2月15日
アプリをアップグレードしたら、LANカードを認識しなくなってしまった。 どこで選択肢を間違えたんだろう??? ふぅ。苦悩の日々。
2002年2月18日
bashを使ってる時、エラーメッセージが文字化けしてたのを解消しようとした。 .bashrcに
export LANG=C
ついでに、.cshrcも編集して、
setenv LANG "C"
としておいた。これで文字化けは(一応)解消。 日本語表示を諦めただけ(笑)。
2002年2月23日
らちがあかなくなってきたので、OGLを入れなおした(^^;
2月9日の作業を参考にインストールし、設定もいろいろした。

で、LANカードが働いてる時の情報をメモりながら、LANカードの設定をした。
# lsmod
ds i82365 pcmcia_core などがある。
# more /etc/default/pcmcia
PCMCIA=yes PCIC=i82365
# /etc/init.d/pcmcia status
「cardmgrが動いてる」ってな事を言われた。
# ps ax | grep card
で、/sbin/cardmgrが動いてるのを確認した。
# tail /etc/pcmcia/config
〜〜 source ./*.conf source ./config.opts
# more /proc/devices
〜〜 254 pcmcia 〜〜
LANカードをさした後。
# tail /var/log/messages
〜〜 Feb 23 16:03:52 localhost kernel: eth0: NE2000 Compatible: io 0x300, irq3, hw_addr 00:10:60:88:04:5A
# tail /var/log/daemon.log
〜localhost cardmgr[331]: socket 0: Billionton LNT-10TH
〜localhost cardmgr[331]: executing 'modprobe 8390'
〜localhost cardmgr[331]: executing 'modprobe pcnet_cs'
〜localhost murasaki.net[403]: device is registered
〜localhost cardmgr[331]: executing './network start eth0'
〜localhost murasaki.net[403]: execute ifup eth0 (null)
# lsmod
pcnet_cs 8390 が増えた。
# ifconfig
loしかない。
# ifconfig eth0 up
# ifconfig
eth0が増えた。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 00:10:60:88:04:5A
     UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
     RX packets:13 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
     TX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
     collisions:0 txqueuelen:100
     RX bytes:2176 (2.1 Kb) TX bytes:0 (0.0b)
     Interrupt:3 Base address:0x300
この時点では、IPをとってきてない。
# ifconfig eth0 down
# pump
とすると、 pingが飛ぶ。
# ifconfig
eth0もあがり、IPを知ってるっぽい。 /etc/resolve.conf に設定が書かれる。 で、PUMPが自動的に実行されるように設定。
# vi /etc/pcmcia/network.opts<
case "$ADDRESS" in
*,*,*,*)
	PUMP="y"
	DOMAIN="cmtnet.prv"
	;;
esac
一度再起動した。

これで、設定は完了・・・のはず。 しかし、作業の途中から、なぞのメッセージが出始めるようになった。 eth0: interrupt(s) dropped! を連発してくれる。・・・原因不明。
とりあえず、もうひとつの設定ファイルも書いてみた。
# vi /etc/network/interfaces
auto lo eth0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp
こっちは意味があるのかは、不明(^^; さっきの問題(警告文が連呼される件)を解決すべく、ウェブで検索。 「これぞっ」っていうのがよくわからんが…。 とりあえず、試してみた。
# vi /etc/pcmcia/config.opts
execlude irq 3
# vi /etc/default/pcmcia
PCIC_OPTS="irq_list=10,11"
その後再起動した。
・・・解決した♪
2002年2月25日
いろいろインストールした。 あと、 『みゅー』を入れた。下記ページを参照にした。 http://www.mew.org/
蛇足: IMも入れ、
$ imsetup
もやったけど、これは要らなかった気配(笑)。

サンバとswatのインストール

参考資料 http://www.samba.gr.jp/doc/tech/HowToUseSamba2.2/index.html

まずは、自分のマシンのIPをチェック。
# ifconfig
自分のホスト名を指定してpingを飛ばすと、自分IPでなく、127.0.0.1に飛ばす ので、それを解消。
# vi /etc/hosts
127.0.0.1 localhost
これでうまくいくみたいだけど、あんまし納得いかない。でも、ほっとく。 apt-getでsambaとswatをインストール。
# apt-get install samba
# apt-get install swat
そいえば、sambaを入れたときに、「メールがどうこう・・・」という選択肢がでたが、 よくわからなかったので、「何も設定しない」っていう感じのを選んだ。
swatを使えるようにするために、ちょこっと設定。
# vi /etc/services
swat 901/tcp
# vi /etc/inetd.conf
swat stream tcp nowait.400 root /usr/sbin/tcpd /usr/sbin/swat
設定が終わったら、inetdを再起動・・・しようと思ったら、 inetdが動いてなかった(笑)。 とりあえず、
# inetd
としたら、inetdが動き出した。これで、swatが使えるようになった。 あとは、ウェブブラウザーで、 http://〜〜:901/ にアクセスして、サンバの設定をした。
最後に、rebootした時にinetdが上がるように設定。
# update-rc.d inetd defaults 98
これで、runlevel 2-5で、inetdが上がるようになった。
2002年3月2日

ユーザーでシャットダウンできるようにする努力

ウェブを見たりしながら、幾つか試した。
下記の他に、operatorグループに登録する方法や、 /etc/shutdown.allowを使う方法があるみたいだが、 うまくいかなかった。 (operatorグループに登録する方法は、BSD系のみ有効なのかも。) とりあえず、下記の4つが有力候補。
  1. shutdownグループを作成。
    # vi /etc/group
    
    shutdown:x:2000:root,[user名]
    
    ユーザーがコマンドを実行しても、 rootが実行したようにするために、ファイルの属性を変更。 また、shutdownグループ以外からは実行できないように変更。
    # chmod 4754 /sbin/shutdown
    
    shutdownファイルの所有者を変更。
    # chown root.shutdown /sbin/shutdown
    
    これで、ユーザーもシャットダウンできるようになった。
  2. suになれるユーザーの場合、 % su -c 'shutdown -h now' とすれば、ルートパスワードを入力し、シャットダウンできる。
  3. sudoを使う。
  4. シャットダウン専用ユーザーを作る。
最後の2つは、ここを参照。試してないので(ぉぃ)、出来ないかも(笑)。 http://isweb22.infoseek.co.jp/computer/lucky001/startend.html
とりあえず、『2』の方法を採用。